この時代をもって昔の曳行システムの終焉と同時に新曳行時代の幕開けの到来ですぞ。
これも前にも書いたが曳っ子の急増に手を焼いただんぢり関係者や警察関係者までも、ある知恵か無い知恵か知らんが絞った挙句の果て、前代未聞のだんぢりにブレーキを取り付けたんだよ。
この珍事の出来事によってだんぢりも一丁前に立派に道路交通法(道交法)の適用を受けるはめと相成ったのでござる。
ゴマ車輪が4個ついてそれにブレーキがつくと車輌と做すんだって、だんぢりは人力だっせ。馬鹿馬鹿しくて開いた口が塞がらなかった記憶が脳裏に焼きついているんだぜ。眸を閉じれば昨日の出来事のように鮮やかに蘇ってきよるわ。
前出のようにあっと云う間に若衆の激増に対し道路もだんぢりも旧態依然、何一つ改良も変化もなかったのも事実でござるよ。
否変えられなかったと申した方が的を得ているかも知れんな。曳き手の力が優ると梃子操作の技術だけでは通用しなかった。
当然の事ながら事故が多発したのを見逃す訳には参りませんぞ。
先にも申したが、無い知恵を絞っても結果は同じ事、挙句の果てに禁止、禁止のオンパレードでお茶を濁しよった。始末の悪いことこの上無しでござった。くどくどと書かなくとも、年配のじいやんなら誰でも知っている話だっせ。
なあに、岸和田っ子は少々の事でへこたれんぞ!。肝っ玉が座っているんだよね。だんぢりさえ曳ければ先の先の事なとどっちでもええんや。だんぢりさえ曳ければ多少の規制強化があろうと無かろうとびくともせんわい。
伝統がいとも容易に崩壊しようと一切お構いなし、肝っ玉が太いのか、お人好しが揃っているのか、屁理屈無用だんぢり曳行ありきで大満足、幸わせいっぱい!。
次号はもっとおもろい話がいっぱい出まっせ。乞うご期待。